SoftBankのアメリカ放題レビュー

2015年3月から5月までSoftBank「アメリカ放題」をアメリカ本土ペンシルバニア州、ワシントンDC、ニューヨーク州で利用した感想などをお伝えしたいと思います。

アメリカ放題の条件や細かいサービス内容については適宜変更されるので、ここでは説明しません。このサービスは一歩間違えてしまうと世界対応ケータイの通話料/通信料という多額な料金を請求されますので、必ず最新の情報をSoftBankのウェブサイトから入手したり、SoftBankに直接問い合わせてください。



当方は、損害に対する一切の責任を負いません。

1 「アメリカ放題」の概要(2016年4月8日現在)

SoftBankは2013年にアメリカのSprintというキャリアを買収し、それに伴ってSoftBankユーザに対して「アメリカ放題」というサービスを開始しました。

「アメリカ放題」とはSoftBankの対応機種を利用した人が、アメリカ本土(北アメリカのカナダや南アメリカなどはダメですよー)やハワイなどでSprintのネットワークでの通話やSMS、データ通信が日本国内と同じ料金で利用できるオプションサービスです。

スプリントネットワーク以外に接続すると世界対応ケータイの高額な通話料/通信料が請求されるので注意が必要です。

2 電波状況

アメリカ4大キャリアは順番にVerizon、AT&T、Sprint、T-mobileで、日本の3大キャリア(docomo、AU、SoftBank)のサービスレベルと比較すると、アメリカ(ペンシルバニア州、ワシントンDC、ニューヨーク州)でまともに利用できるのはVerizonとAT&Tだけと感じます。

Sprintネットワークを利用しているアメリカ放題があれば安心というわけではありません。

例えば、市街にいるときはSprintに接続できるのが高速道路等市街から離れるとAT&Tに切り替わりますし、平日であればSprintに接続できる市街であっても土日になるとAT&Tに切り替わったり日本では考えられないことがおきます。

AT&Tネットワークを利用して通信・通話をするとアメリカ放題は適応されずに世界対応ケータイの高額料金が請求されます。

アメリカでSprint以外のネットワークに接続するとSoftBankから「Sprintネットワークと異なるネットワークに接続してますよー」などという類のSMSが届くのですぐに機内モードに変更すればいいのですが、このSMSがいつ届くのかと常に気を張る必要があります。

また、Sprintのデータ通信速度は体感的に日本の3G回線に毛が生えた程度でした。

参考までに知り合いのアメリカ人が使用していたVerizonやAT&Tに接続したiPhoneを見せていただいたら日本とほぼ変わらない通信速度でした。

3 通話品質

悪くもないが良くもないという感じでした。

アメリカ国内からアメリカ国内の通話であれば問題はありません。

4 テザリング

SoftBankのテザリングオプションに加入していたとしても、アメリカでテザリングを行うと世界対応ケータイの費用になるとSoftBankから説明を受けましたので使用していません。

5 総評 

平日の都市部にしかいないのであればアメリカ放題でなんとかなるかもしれません。

しかし、都市部から離れたり、高速道路に乗ったり、土日も通信・通話をする必要があると不安です。

2016年4月8日現在、「アメリカ放題」は無料キャンペーンとなっていますが、これが有料でしたらおそらく使用しません。

「アメリカ放題」はSprint回線に接続できればラッキーと思うようにして、基本的にWi-Fiスポットを巡るようにし、通話が必要な時はWi-Fi環境下でFacetimeを使用するようにしていました。
結局、使い方だと思います。
SoftBankもSprintを買収して大変だろうなーと実感しました。

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コメントありがとうございます