
1992年にIBMからTrackPointというキーボードの真ん中にマウスの代わりとなる画期的な製品が発売となったのですが、キーボードから手を離すことなくマウスにふれることのできるものでした。
私は、当時TrackPointが使いたかったから、何度も高級品だったThinkPadを購入したのを今も覚えています。
昔話はさておき、Magic Mouse と Magic Trackpad にはじめて触れたときも衝撃を受け、今でも同時に両方使っています。
ここでは、皆さんにMagic Mouse と Magic Trackpad の特徴をご紹介し、購入の参考にしていただければと思います。
- Magic Mouseを検討する
Apple Magic Mouse MB829J/A
Magic Mouseは、トップシェルという真っ白な貝殻のような上部とアルミ素材の下部で構成されています。
Appleらしく、一見してボタンがどこにあるのかさっぱりわからないデザインとなっており、とてもオシャレで高級感のある作りとなっています。
Mac本体とは、Wireless接続(Bluetooth)で、中には単三電池が2本入っています(始めにエナジャイザというアメリカでは、有名な電池メーカーのものが入っていました)。
単三電池が2本入っていますので、重量感(104g)があり、これを「重い」ととらえるか「高級感」ととらえるかは使用者の感覚の問題ではないでしょうか。
また、トップシェルそのものがマルチタッチ対応のタッチパッドとなっており、ボタンでもあります。
タッチパッドというのは、トップシェルの表面をなぞるとこれを認識してくれるという意味で、マルチタッチとは1本の指でなぞっているのか2本の指でなぞっているのかまで認識してくれるという意味です。
最近のマウスにはホイールがついていますが、Magic Mouseは表面を一本の指で前後になぞることでホイールと同じ動きをしてくれ、Magic Mouseの革新的なのは表面を左右になぞることで、ブラウザなどで「戻る」「進む」の動作をしてくれます。
また、2本指で左右になぞることでアプリケーションを切り替えることができます。
ボタンというのは、トップシェルの左側を押し込むことで「左クリック」、右側を押しこむことで「右クリック」の役目をしてくれます。Windowsユーザの多くは、「Macには右クリックがない」と思っている方多いと思いますが、昔の話です。今は、右クリックができますので安心ください。
詳しくは、Appleの公式ページ
http://www.apple.com/jp/magicmouse/
をご覧ください。
- Magic Trackpadを検討する
Apple Magic Trackpad MC380J/A
Macのキーボード本体と同じく、アルミ素材となっており、高級感があります。
キーボードと並べると、一体感のあるデザインとなっています。
Magic Trackpadは、MacBookシリーズのTrackpadをiMacやMac Miniでも利用できるようにした製品です。
MacBookのTrackpadは、他社製品のノートブック付属のタッチパッドと異なり、マルチタッチを駆使したものとなっており、その機能をデスクトップでも利用できるようにしたものです。
Mac本体とは、Wireless接続(Bluetooth)で、中には単三電池が2本入っています(始めにエナジャイザというアメリカでは、有名な電池メーカーのものが入っていました)。
重さは、それなりにありますがマウスのように持ち上げたりすることが一般的にないので関係ないのではないかと思います。
また、マウスと同じように左側を押し込むことで「左クリック」、右側を押しこむことで「右クリック」の役目をしてくれます。
1本の指で表面をタップすることで「左クリック」、2本の指で表面をタップすることで「右クリック」の使い方もあります。
2本指で、右端から左になぞることで通知一覧が見れ、回転させることで画像などを回転、スナップアウト・スナップインすることで拡大・縮小できます。
3本指で、表面をなぞることで文字を選択することができます。
4本指で、表面を左右になぞることでアプリケーションを切り替え、上になぞることでMission Controlを起動、下になぞることでExposeを起動することができます。
この他、別途アプリを追加することでより多くのジェスチャーを追加できます。
詳しくは、Appleの公式ページ
http://www.apple.com/jp/magictrackpad/
をご覧ください。
- Magic Mouse と Magic Trackpad どっちがいいのか?
■ Magic Mouseのメリット
Magic Trackpadと比較してマウス本来のポインティングデバイスとしての操作性を備えている。
画像編集などピクセル単位で編集を行う場合は、やはりマウスにかなうデバイスはないと思います。「慣れ」とおっしゃる方もいますが、冒頭でお話ししましたTrackPointを10年以上使っていた私でさえ、画像編集にTrackPointは使いませんでした。
そして、Magic Trackpadのマルチタッチによるジェスチャーを一部使用できる。
■ Magic Mouseのデメリット
Magic Trackpadの回転動作、ピンチアウト・ピンチインによる拡大・縮小などのジェスチャー全てを利用できるわけではない。
私が量ったところ、重さが104gあったのですが、個人的には気にしませんが気にする人はいるかもしれません。
■ Magic Trackpadのメリット
ジェスチャーが豊富に使え、アプリなどを追加することで更なるジェスチャーを追加できる。
特に、回転やピンチアウト・ピンチインによる拡大・縮小を片手でできてしまうのがMagic Trackpadの最大の魅力と私は捉えています。
■ Magic Trackpadのデメリット
画像編集等でピクセル単位の選択になると、マウスには敵わない。
■ 結論
「Magic Mouseは、ジェスチャー機能の使えるマウス。」「Magic Trackpadは、マウス機能の使えるジェスチャー装置。」と私は捉えており、Macで何をするかによって使い分けるものと考えます。
どうしても、どっちか一つ選べと聞かれると画像編集する私は、泣く泣くMagic Mouseと答えるでしょう。
しかし、Magic Trackpadのジェスチャーは、本当に使いやすいので、今後も「Magic Mouse と Magic Trackpadの両方を同時に使う」こととなります。
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