Windowsと比較したMacの特徴(ハードウェア編)

 MacとWindowsを比較した特徴をハードウェアに絞ってご紹介します。

 Macは、Windowsと比べて先進的なハードウェアをどこよりも早く採用する傾向がありますが、頑なに採用しないハードウェアもありますのでこちらでご紹介します。

  1. キーボード

    Apple Wireless Keyboard (JIS) MC184J/B

     Windowsの日本語入力と英語入力は「半角/全角」ボタンだけで切り替えますが、 Macはスペースバーの左に「英数」右に「かな」ボタンがあり、日本語入力と英語入力それぞれにボタンが準備されています。
     削除するとき、Windowsには「Del」と「BackSpace」の2つボタンがあり、カーソルの前後の文字などを削除できますが、Macには「Delete」の1つしかなくWindowsでいう「BackSpace」しかできません。
     日本語入力についてはMacの方が使いやすく、削除ボタンについてはWindowsの方が使いやすいとおもいます。

  2. ワイヤレスマウス


    Apple Magic Mouse MB829J/A

     最近のマウスにはホイールがついていますが、Magic Mouseは表面を一本の指で前後になぞることでホイールと同じ動きをしてくれ、Magic Mouseの革新的なのは表面を左右になぞることで、ブラウザなどで「戻る」「進む」の動作をしてくれます。
     また、2本指で左右になぞることでアプリケーションを切り替えることができます。
     このように「1本の指」でなぞっているのか、「2本の指」でなぞっているのかをマウスが認識してくれることをマルチタッチといいます。
     Windowsのマウスには、このマルチタッチに対応したものはまだないのではないかと思います。
     私は、職場でWindowsを使っていますが特にこのブラウザなどで「戻る」「進む」の動作を指一本でできればいいのにと思うことが多々あります。
     ちなみに、こちらのマウスは「右クリック」ができます

  3. Magic Trackpad


    Apple Magic Trackpad MC380J/A

     Magic Trackpadは、MacBookシリーズのTrackpadをiMacやMac Proでも利用できるようにした製品です。
     MacBookのTrackpadは、他社製品のノートブック付属のタッチパッドと異なり、マルチタッチを駆使したものとなっており、その機能をデスクトップでも利用できるようにしたものです。
     1本の指で表面をタップすることで「左クリック」、2本の指で表面をタップすることで「左クリック」の使い方もあります。
     2本指で、右端から左になぞることで通知一覧が見れ、回転させることで画像などを回転、スナップアウト・スナップインすることで拡大・縮小できます。
     3本指で、表面をなぞることで文字を選択することができます。
     4本指で、表面を左右になぞることでアプリケーションを切り替え、上になぞることでMission Controlを起動、下になぞることでExposeを起動することができます。
     非常に便利で私もこれを使っていますが、残念ながらWindowsでは使えませんし、これに似た商品もWindowsには見当たりません。

  4. Retina


    APPLE MacBook Pro with Retina Display 13.3/2.5GHz Dual Core i5 MD212J/A

     Retinaディスプレイは、今のところAppleのほぼ専売特許ですね。
     iPhone 4, iPhone 4s, iPhone 5, iPad 第三世代, iPad 第四世代, MacBook Pro with Retina Displayに使われている高解像度ディスプレイです。
     Macでは、MacBook Proの13inchと15inchの一部モデルのみに搭載され、ハイヴィジョンテレビ(207万画素)よりも13inchで200万画素以上、15inchで300万画素以上の解像度となっています。

     iMacにも搭載されれば嬉しいのですが、「現行のビデオカードでは力不足」、「値段がまだ高すぎる」、「大量生産ができない」というのが理由で搭載が見送られていると考えられます。

  5. Thunderbolt

    Apple Thunderbolt cable


      Thunderboltは、10ギガビット/秒と、USB 3.0の2倍速い新しいインタフェースで、普及が始まりつつあります。
     Thunderboltは、intelとAppleが共同開発した規格で、2011年2月に発売した「MacBook Pro」でこのインタフェースを初めて採用し、昨年末の「iMac」や「Mac mini」などへの搭載をしました。
     Thunderboltに対応したMac用の外付けハードディスクドライブやディスプレイなども次々と登場しています。

     昨年6月にレノボ・ジャパンや日本エイサーからThunderbolt対応のノートパソコンを発売しましたが、まだWindowsでの普及はこれからです。
     
     ちなみにThunderboltに対応したデバイスには、ディスプレイ、外付けハードディスク、ビデオカメラ、ビデオキャプチャー、アダプタなどがあります。

  6. タッチパネル

  7.  Appleは、iPhone、iPad、iPad miniなどのモバイル端末にはタッチパネルを採用していますが、Macとなると頑なに商品を出そうとしません。
     どうやら、様々なテスティングを行った結果「ゴリラアーム」という、腕が疲れるため、必要がないと判断したようです。
     結果、パソコンでタッチパネルを使いたい方は、標準搭載されたWindows機が発売となっているのでこちらを選ぶべきでしょう。

  8. Blu-ray

     スティーブ・ジョブズは、生前に「あらゆるコンテンツはクラウドで管理される」と考えていたため、AppleはBlu-rayにまったく力を入れることはありませんでした。
     よって、Apple純正のMac対応Blu-rayドライブはありませんし、他社によるMac対応のBlu-rayもほとんどありません。

     どうしても、使いたいときは、
    をおすすめします。
     Mac対応のBlu-rayドライブの中で、比較的新しく、ToastというMacではデファクトスタンダードの高機能なライティングソフトがバンドルされているからです。
     
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